こんにちは!テンカと言います!
よろしくお願いします!
さっそくですが、雑用などの仕事を同僚や先輩後輩と取り合って、人間関係が悪くなっている事ありませんか?
雑用や誰でもできる簡単な仕事を、自分がやりたい、自分にやらして、と負けず嫌いになっていませんか?
僕も、負けず嫌いになっていた時があり、とても苦しんでいました。
「暇」という事が何よりも辛かったので、少しでも時間をつぶせる事、手を動かしていられる事に常に飢えていたんです。
僕は民間企業の普通の会社員です。
事務の仕事をしたり、配達の仕事をしたり、精米の仕事をしたり、転々としています。
その今までの経験の中で、「仕事を取り合う」という場面が結構多いなと思ったんです。
特にみんなが暇な時に、掃除や雑用、準備・片付けなどを取り合う場面が多かったです。
もしかしたら、あまりそういった経験が無いという人もいるかも知れませんが、僕の様に、普通の会社員の方ならこういった「仕事の取り合い」を経験したことがあるのではないでしょうか?
では今回は、なぜ仕事を取り合うのか、それに対しての楽になる考え方、ちょっとした例え話、を説明していこうと思います。
なぜ仕事を取り合うのか?
仕事を取り合う理由、それは…仕事がしたいからです。
と言ってしまうと、それで終わってしまうのですが、なぜ、普通だったら面倒くさくて手間のかかる事をしたいのでしょうか?
もちろん、仕事をするのが好きな人、掃除や片付けが好きな人はいると思います。
ですが、普段は掃除や片付けを面倒くさがっているのに、仕事になると「やりたい!」となる人もいるんです。
では、それはなぜかというと、何もしていない事がプレッシャーで怖いからだと、個人的には思います。
仕事が暇になる、手が止まる事にプレッシャーを感じるんですね。
同じ空間に自分一人だけなら、暇でも何もプレッシャーはないでしょう。
ですが、上司や先輩が見ている空間では、色んな妄想が浮かんでしまってプレッシャーを感じる事があるんです。
もしかしたら今まで、仕事中すこし手が止まっただけで、「おい、今なにやってるの?」「暇そうだね」「みんな動いてるのになんで動かないの?」と声を掛けられた経験があったか、そういう人を見てきたのではないでしょうか?
書類を読んでいたり、考え事をしていたり、頭の中を整理していたりしていて手の動きが止まっていいただけで「今何してる?」「暇そうだね」と言われるとドキッとしますよね。
そういうプレッシャーを感じてしまって、じっとしていられなくて、ただ書類を読んでいる時にも、「あ、そうか」「あ~なるほど」と小さい声で言ってみたり、うなずいてみたり、指を動かしたりする人も多いのではないでしょうか。
その声を掛けられるイメージが脳に焼き付いてしまった人は、少しでも手を止めてしまったらまた何か言われるのではないか、仕事をしてないと思われるのではないか、給料泥棒と思われるのではないかと、どんどんネガティブな妄想が広がってしまって、常に何かをしていないと不安になってしまうんですよね。
なので、そのプレッシャーにさらされないように、何かやる事が欲しいんですね。
掃除、雑用、準備・片付けと聞いたら一般的には面倒くさいものと捉えられていると思いますが、仕事のような場面だと、むしろやりたい人が圧倒的に多いと感じます。
仕事をしない人、頑張ってない人に見られたくないので、作業をしている時が安心するんです。
そう考える人が複数人いるから、掃除や雑用などの仕事でも取り合ってしまうのではないかと思います。
楽になる考え方
最初にも言いましたが、つい仕事を取り合って、他の仲間とギスギスしているという人もいると思います。
多分お互いが、少しでも手を動かす事が欲しいので、他の人には取られたくない、と負けず嫌いになっているのだと思います。
それが加速してくると、他の人に仕事を取られるのが悔しくて、同僚が席を離れている隙にやる事を取ってしまおうと考えたり、逆に自分が取られると腹が立って愚痴を言ったりと、どんどん同僚との仲は悪くなってしまいます。
では、この状況から抜け出すにはどうしたらいいでしょうか?
僕の考えは、「自分から負けず嫌いを手放す」という事です。
自分が負けず嫌いを出せば、相手も「なにくそー」と負けず嫌いになります。
負けず嫌いは移るんですね。
なので、自分から手放してみてください。
相手がそんなに必死になってやりたい事ならやらせてあげてください。
最初は少し悔しかったり、不安になったり、相手がつけあがるだけだと思うかも知れませんが、譲れる人間になれたという事は、一つ成長できた証だと思います。
そこで、イライラしそうになった時に役立つ考え方が2つあります。
この例え以外のイライラしてしまう時にも使えるので、是非参考にしてみて下さい。
まず1つ目が、「問題がないなら、ま、いっか」と思うようにすることです。
今回のテーマで言えば、雑用なんて誰かがやればいい事だし、他にやりたい人がいるなら、自分がやれなくても「ま、いっか」という事です。
よく考えてみれば、意地になって「自分がやりたい!」とならなくても、誰かやりたい人がいるならやらせておけばいいじゃん。競う事でもないじゃん。この雑用は誰か1人がやればいい話だし、と気づく事ですね。
自分だけが悔しいと思っているだけで、チームとしては誰でもいいから誰かがやってくれれば良いわけです。
続いて2つ目が、今の自分は十分恵まれているんだから、そんな小さい事でイライラする事ないな、と考えてみる事です。
今自分がいる環境、状況を思い出してみて下さい。
例えば、今はそれほど仕事が辛い訳でもないし、残業もほとんど無いし、休日も十分あるし、人間関係もそんなに悪くないし、貯金もまあまあ出来ているし、自分を大切にしてくれている家族もいるし、友達もいるし、よく考えてみれば、今の自分はもう十分恵まれているんだな、と考えてみて下さい。
すると、もうこれだけ恵まれているんだから、こんな「仕事の取り合い」のような小さい事で腹を立てるのはバカバカしいなと、思えてくると思います。
この考え方が、僕はけっこう効きました。
イライラした時でも、「それでも自分は恵まれているんだよなー」「今は十分幸せなんだよなー」と意識する事ができれば、別に怒る事でもないんだと気づき、怒り感情がスーっと消えていきます。
よく考えてみれば自分が意地になっているだけで、問題は特に無いし、まあ、どうでもいっか。となるんです。
これは是非、一度試して欲しいと思います。
ちょっとした例え話
僕が、このタイトルにもなっている「仕事の取り合い」に個人的にぴったりだなと思った例えがあります。
それは「仕事という名のエサ」です。
ん?えさ?と思いましたよね。そうです。あのペットにあげるエサです。
エサ(仕事)は、あり過ぎると食べきれなくて困ってしまいますし、全く無くても空腹で辛いですよね。
例えば、自分と同僚は、一緒に飼われているペットだとしましょう。
2人の共通のエサ入れが1つしか無く、そこにエサ(仕事)が1つ入れられました。
すると2人は、自分が食べたい!(やりたい!)、いや私が食べる!(やる!)というように取り合います。
先に食べる事(仕事に手をつける事)が出来れば、空腹も満たされるし、上司からも「ちゃんと食べて(やってくれて)偉いね」と言われます。
一方、先に取られてしまった方は、空腹のまま辛いし、上司から「暇そうだな、何かやる事ないのか?」と言われます。
では2人それぞれに1つずつ2つのエサ入れがあって、それぞれ1つずつエサが入れられたとします。
そして自分はちょっとトイレに行ってから食べようとするとします。
すると同僚は、自分のエサ入れともう一つのエサ入れを交互に見渡し考えて、相手がいない隙に相手のエサから食べ始め、それから自分のエサを食べる、という自分の事しか考えてない、独り占めしようとする人もいるんです。(前者)
仕事で言うと、自分がやろうとしていた仕事を、少し席を離れた隙に自分の机の上から取られていて他の人がやっているという感じですかね。
そういうお腹が空いてるから、他の人のエサも取ってしまおうという人には少し子供のような印象を受けます。
また、同じように自分が席を離れても、自分に与えられたエサだけ食べて、同僚のエサ入れには手を出さない人もいます。(後者)
そういう人は、同僚が量が多くて食べきれなさそうだったり、あまり好きそうではなくて困っている時には、いつでも食べるのを手伝う準備だけしてあげます。
これは、何でも自分が食べよう!ではなく、ちゃんと同僚の気持ちも考えて、状況を判断して、同僚のエサに手を付けるのか付けないのかを判断している人です。
あなたは前者、後者どちらを高く評価しますか?
恐らく、仕事の現場では、前者の方が高く評価されるケースが多いと思います。
後者の方が同僚の気持ちも考える事が出来ていて、評価されて欲しいと思うのですが、ほとんどの人が、他人が何を考えているのか?までは分からないんです。
同僚を気持ちを思いやっている心の中までは上司でも気がつかないんです。
なので、目で見て、より一生懸命動いているように見える前者の方が評価しやすいのだと思います。
こんな感じで、仕事をエサに例えると、意外とピッタリだと思いませんか?
最後に
いかがでしたでしょうか?
あなたも簡単な仕事や雑用などを、取り合いのようになってしまう事がありますか?
もしあるとするならば、それは仕事の場でだけで、家や友達といる時は無いのではないでしょうか?
それは、会社では何か手を動かしていないと怖いから、落ち着かないから、安心したいからだと思うんですよね。
もっというと、近くに上司や偉い人がいて、「仕事してないんじゃないか?」「サボってるのか?」と思われたくないからです。
このようなプレッシャーがあって、やる事が無くなるのが怖いんです。
その怖さにさらされないように、安心が欲しくて必死になって、仕事の取り合いが起こるのです。
そして、仕事を他の人に取られると、プレッシャーにさらされるから、イライラしたり、恨んだりするのです。
この良くない状況を抜け出すためには、自分から負けず嫌いを諦める事です。
譲れるようになれれば、仕事を取り合っている人より一歩前に進んだ証拠だと思います。
掃除、雑用、準備・片付けでの取り合いを自分からやめてみて下さい。
もちろん逆にやりたい人がいなそうなら、自分がやるのはいいのですが、今回の話は先輩も後輩もその作業をやりたい人がたくさんいるのなら、譲ってあげようという事です。
是非、参考にしてみて下さい。
これからも頑張っていきましょう。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。