仕事が出来ない周りの人は、自分がそうさせているのかも知れない。

仕事・メンタル
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<strong>テンカ</strong>
テンカ

こんにちは!テンカと言います!

よろしくお願いします!

ではさっそくですが、あなたの周りには「この人、仕事が出来ないなー」と感じる人はいますか?

その人はあなたからすれば、全然動かなくて、行動が遅くて、気が利かない人かも知れません。

僕の周りにも、常に「この人は仕事ができないなー」と感じる人はいました。

学生の時の部活にも、新卒で入った会社にも、転職した会社にも、社会人サークルにも、そういう人はいました。

でも、ある時思ったんです。

もしかしたら自分が、その人を「仕事が出来ない人」にさせようとしているのではないかと。

最初は、「いや、そんなことはない!あの人が単純に出来ないだけだ!」と思っていたのですが、よく考えてみると、その人の気が利かない行動、他の人に注意されるであろう行動、をするのを待っている自分がいたんです。

心の中で「きっとこの人は手順を間違えるぞ、荷物を運ぶ場所を間違えるぞ」と半分感じていながら、その間違いだと思われる行動をするのをじっと見張っていたんです。

あなたはどうですか?

これは、その人に間違った行動をしてほしいという気持ちがあるからです。

そうする事で、自分の方が仕事が出来る、この人は自分よりも下だ、と自分の正しさを証明できるし、周りの人にもそう思ってほしいといった気持ちがある場合もあるのかなと思います。

ほとんどの人は「いや、そんな事は無い」と思ったかも知れませんね。

では、今回は、もしかしたら自分が周りの人を「仕事が出来ない人」にしているのかも知れない。というテーマで詳しく説明していこうと思います。

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なぜ、自分が周りの人を「仕事が出来ない人」にしていると思ったか?

それは、冒頭にも書いた通り、気がついたら周りの人が「仕事が出来ないと思われそうな行動」をするのを待っている自分がいたからです。

半分他の人が「間違った行動をするぞ」と予感しながらも見張っていて、実際にその通りの行動をしたら、「はい、やった」「やっぱりやった」というように、間違いだと思われる行動をするのを待ちわびていたんです。

他の人が間違いだと思われる行動をする事で、自分の正しさを証明出来るし、上司や先輩からの評価を下げて自分よりも仕事が出来ない奴だと思わせようとしていたのです。

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なぜ、他の人を「仕事が出来ない奴」にしてしまうのか?

それは、他の人が「仕事が出来る人」になってしまうと、自分の立場が危険にさらされるからです。

他の人を「仕事が出来ない人」のままでいさせる事によって、少しでも自分の方が出来る奴だと自分でも思いたいし、上司や先輩にもそう思ってほしいんです。

他の人が「仕事が出来る人」になってしまえば、自分が一番「仕事が出来ない奴」になってしまう可能性があるんです。

なので、他の人が失敗をするのを予感しながらも指摘しないでじっと見張っていて、失敗をしてから自分が指摘する事で自分の方ができる奴だと、周りの上司や先輩にアピールする事ができるんです。

よく会社で「だから前にも言ったじゃん」「さんざん口酸っぱくして言ったのに」と注意をしている場面を見かけませんか?

この言葉は、実際周りの上司などへのアピールの場合が結構多いと思うんです。

この言葉を周りの人にも聞こえるように言う事で、自分は失敗を予測してちゃんと注意を促していた「できる人」で、一方注意された人は、事前に言われていたのにぼんやり忘れていた「できない人」という評価をしてください、とアピールしているのです。

これは、自分よりも下の人間を作る事で、自分の立場の安全を守りたいのだと思います。

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他人を「できない人」にさせていると感じた例

例1 「前にも言ったじゃん」

これは僕が専門学校の生徒だった時です。

その場面は僕と、新任の先生と、その上司の先生がいました。

上司の先生が新任の先生に「テンカ君のあれって間に合うの?」と聞いて、新任の先生が僕に「あ、そうだ、あれは大丈夫かい?」と振ってきました。

僕は正直初耳だったので、困惑してしまいました。

上司の先生は「大丈夫か、おい笑」という反応でした。

新任の先生はビビった様子で、上司の先生をちらちら気にしながら「だから前にも言ったじゃん」「何回も何回も大丈夫なの?って聞いてたじゃん、だからー!」と、何回も「前にも言ったじゃん」ばかりしか言いません。

僕も言われていて聞いてなかった可能性はあるけど、何回もは言われてないだろうと思っていました。

その時の感想としては、僕を、話を聞いてなかった「できない人」にして、決して自分のミスではないと、上司の先生にアピールしているように感じました。

例2 「先輩代わります」「いや、大丈夫」

これは、ずっと僕が息苦しいなーと感じている事でもあります。

会社でも、部活でも、サークルでも「先輩代わります」「いや、大丈夫」の場面を一度は見かけた事があるのではないでしょうか?

特に「みんなで掃除をしましょう」といった場面が分かりやすいと思います。

その場には、上司(監督)がいて、先輩と後輩が何人かいるとします。

そして、今いる人みんなで掃除をしましょうとなりました。

するとみんな一斉に動き出します。

掃除機をかける人、モップをかける人、雑巾がけをする人、ほうきちり取りの人など。

ですが、こういう場面って用具の数にかぎりがあるので、だいたい手を持て余す人って出てくると思うんですよね。

ほとんどの人は、この手を持て余す人になりたくないんです。特に上司や監督がいる場では。

先輩も後輩も手を持て余すと、働かない人と思われたり、「みんな動いてるのに、なんでお前は動かないのよ」などと言われる可能性があるのを知っているからです。

だから、掃除用具争奪戦が始まるんです。

僕はこの場面を、「まるでビーチフラッグみたいだな」と感じました。

掃除用具を手に出来れば、働かない人だと思われたり、「お前も動けよ」と言われる心配はなくなります。

さらに先輩であれば、掃除用具を手に出来なかった人に向かって、「なんで動こうとしないの?」「本当に何もしないよね」「何かやる事ないの?」「暇そうだね」と言える権利を得る事が出来ます。

そこで手を余した後輩から「先輩代わります」先輩「いや、大丈夫」が始まるわけです。

後輩からすると、上司(監督)がいる前では、「先輩がやってて、なんで後輩がやってないの?」「先輩の代わってやれ」「先輩にやらせるなよ」と言われるプレッシャーがあります。

だから、それから逃げるために「先輩代わります」を言うわけです。

これは実は先輩も似たようなプレッシャーはあります。

なので先輩は「いや、大丈夫」と言うんです。

後輩だって、先輩が本当に代わってほしいと思っているわけでは無い、むしろやりたくてやっている、という事は分かっています。

代わっても先輩の為にならないと感じながらも「先輩代わります」というのは紛れもなくプレッシャーのせいだと思います。

少し長くなりましたが、この例えでいうと、掃除用具を我先にと手にした人が他人を「できない人」にする人です。

自分は注意されない安全権を獲得して、掃除用具を手に出来なかった人を「仕事をしない人」と周りの目に映るようにすることが出来るのです。

最後に

いかがでしたか?

自分も他の人を「できない人」にさせていたのかも、と思いましたか?

「後輩が率先して動くべき」という考えが主流ではありますが、基本的にはそうかも知れません。

上で紹介した掃除の例で言えば、先輩でもやりたくてやっている人がほとんどだと思います。

なので必ずしも、後輩が積極的に「先輩代わります!」というのが、先輩の役にたつわけでは無いのです。

やりたくてやっている先輩であれば、そのままやってもらうのが先輩の為になります。

なので、手を出すのが先輩の役に立つのか、逆にやってもらう事で先輩に喜んでもらえるのかを考えられる人が理想だと感じています。

なんでもかんでも「自分やります!」という人は実は、他人を「出来ない人」にしてしまう人なのかも知れません。

自分は一生懸命頑張っているつもりでも、それは他の人の活躍の場を奪ってしまっているという事なんです。

奪われた後輩がその後、「先輩がやっててなんで後輩がやらないの」と言われるかもしれません。

「他の人は頑張ってるのに、なんで一人だけボーっとしてるの」と言われるかもしれません。

その可能性まで考えられるようになると、他の人を「仕事が出来ない人」にしない自分が手に入ると思います。

是非、参考にしてみて下さい。

最後まで見ていただきありがとうございました。

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