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こんにちは!
テンカです!よろしくお願いします!
日々、仕事や日常生活で何回も目にしてきた「隠れずるい」が表れていると感じる場面がいくつかあります。
「隠れずるい」とは、一見相手を気遣っていたり、相手のためを思っているように見えて実は自分を守るためだったり、相手に主導権を握られないための行動や発言の事を言います。
今回は、僕が個人的に思う「隠れずるい」が表れている場面を10個紹介します!
「隠れずるい」が表れる場面10選
- お店に先頭で入ろうとしない
- 〇〇と××どっちがいい?と聞いておいて文句を言う
- 仕事などでの「代わります」と「大丈夫」
- 誰誰と一緒こうだよねって話してたと言う(勝手に巻き込む)
- 何でも一番最初になるのを避けるため、他人に押し付ける
- それっぽい言い訳を簡単に言える
- 自分で決定権を持とうとしない
- LINEなどで「今日空いてる?」からスタートする
- わざとに周りの人に聞こえる声で話す
- 途中で放棄する
お店に先頭で入ろうとしない
複数人で買い物や外食をする時に、一番前にいるのになぜか先頭でお店に入ろうとしない人周りにいませんか?
確かに先頭でお店に入るのは恥ずかしいという気持ちも分かります。
ですが変な遠回りをしたり、他の人を先に行かそうとするのはずるい心理が働いているように感じます。
扉を開けて他の人を先に入れるのは気づかいでやっている人もいるので一概にはずるい心理と決めつけられませんが、気を使っている様に見せて本当は先頭で入るのを避けるために行動している人もたくさんいると思います。
よく見かける場面は、一人が扉を開けて「先に入っていいよ」と他の人を先に入れようとして、もう一人が「いや、いいよ先に入りな」とお互いに譲りあっている場面です。
この場面を心の声で表すと、「先頭で入るのは恥ずかしいから先に入って」「いや、自分も嫌だからあなたが先に入ってよ」というやり取りに僕は感じました。
このような場面で相手の嫌がっている気持ちを分かって、自分が率先して行ける人は、カッコいいと思います。
〇〇と××どっちがいい?と聞いておいて文句を言う
どっちがいい?と聞かれているならどっちを答えても良いはず。
それなのに、どっちかを選ぶと文句を言ってくる人いませんか?
そういう人には2つのズルい心理が表れています。
まず1つが、何か問題があった時に「決めたのは自分ではなく、この人だ」という責任逃れをしようとしている心理です。
例えば第3者に「なんでこれを選んだの?」と聞かれた時に、「この人がこっちがいいと言ったから」と答える人ならば少なからずズルい心理が働いているように思います。
「決めたのはこの人だから、何かあるならこの人に言って」というような心の声が聞こえてくる感じがします。
もう1つが、どっちかを答えると文句を言ってくる心理です。
文句を言ってくるという事は、どっちでも良かった訳ではなく、ちゃんと希望があったという事です。
希望通りの方が選ばれれば、希望通りだし、他の人の希望を優先する人だと周りの人にアピールする事が出来るし、一石二鳥です。
反対に希望通りの方が選ばれなかった場合、「え、なんで」「そっちだったら〇〇じゃん」などと文句を言います。
このような人は、「好きな方選んでいいよ」と言葉では優しく言っておきながら、心の中は「こっちって言え。絶対あっちって言うなよ」と思っていると思います。
他の人の意見を優先する優しい人に見せる為のギャンブルに出ているのです。
なのでギャンブルが外れたら文句を言います。
文句を言うって事は、ほぼ間違いなくズルい心理が働いているという事だと僕は思います。
仕事などでの「代わります」と「大丈夫」
仕事をしているとどこでも目にするこの場面。
この場面でもズルさが表れやすい場面です。
ただ本当に相手を気遣って、自分がやるべきだと思って「代わります」を言っている事もあるので、一概にズルいと言うことは出来ません。
この場合のズルさが表れる場面とは、会社のみんなが暇になっている時です。
そういう時先輩が先に掃除などの雑用を始めて、それに対しての「代わります」と「大丈夫」がズルさが表れる場面です。
暇で手が止まってしまった時というのは、上司などからプレッシャーをとても感じやすいのです。
そのプレッシャーから「何かやる事探さないと」という心理になってしまい、手を動かす理由を探します。
それは先輩も同様です。
「暇そうだね」「何かやる事無いの?」などの言葉を掛けられるのを怖がります。
なのでこの場面の「代わります」と「大丈夫」は、手を動かす理由を取り合っているやり取りに僕は見えます。
気遣いではなく手を動かす理由を必死に求めている後輩の「代わります」。
なんとか見つけた手を動かす理由を手放したくない先輩の「大丈夫」。
これはお互い、自分の身を守るための言葉です。
周りから見れば、気遣い合っているように見えるかも知れませんが、お互い自分の身を守ろうとしているズルい心理が表れている場面だと僕は感じます。
誰誰と一緒にこうだよねって話してたと言う(勝手に巻き込む)
一方的に言われただけなのに、いつの間にか自分も言ってたみたいにされる事ありませんか?
例えば「〇〇だよね」と共感を求められて、「あ、うん」などと曖昧に返事をしただけの場面です。
そして第三者に「さっき誰誰(自分)と一緒にこうだよねって言ってたんだ」というように勝手に自分も言ってたかの様にされてしまう時です。
曖昧な返事しただけで「(自分は言ってないんだけど…)」となった経験ありませんか?
この勝手に巻き込んでくる人にもズルい心理が働いているのではないかと思っています。
ここで表れるズルい心理とは、自分一人で責任を負いたくないという心理です。
2人の意見であって自分一人の意見ではないというのを強調したいのです。
もし反対意見が出ても、自分一人の責任になりたくないという気持ちが見えているように僕は感じます。
何でも一番最初になるのを避けるため、他人に押し付ける
何か順番にやる時の、トップバッターってほとんどの人が嫌だと思います。
みんな嫌なのでなかなか名乗り出れないのは仕方のない事ですが、ズルい人は自分が最初になるのを避けるため、無理やり他の人に押し付けてきます。
強引に「あなたからどうぞ」「遠慮しないで、どうぞどうぞ」など、断るすべをなくすかの様に押し付けられた経験ありませんか?
もし優しい人なら、他の人が嫌がっている顔を見たら無理やり押し付けるという事は出来ないと思います。
ですがズルい人なら、自分を守る事しか考えていないので、自分が最初でなければあとはどうでもいいのです。
周りの人から見れば、「自分なんか後でいいから、先にどうぞ」と他の人を気遣って身を引いている謙虚な人に見えるかも知れません。
ですが、本音は自分の安全を確保しようとしているだけだと僕は思っています。
それっぽい言い訳を簡単に言える
ズルい人は、嫌な事を避けるためにそれっぽい理由をつけるのが上手いです。
誰でも何か断りたい事があれば、理由をつけて断ると思います。
しかしズルく出来ない人は、無い理由をつけるのではなく「あまり乗り気ではない」と正直に伝えます。
そういう人は罪悪感を感じやすいので、嘘をつくことが得意ではありません。
この事に関しては、あまり考えずに断りたい時は断る方が良いと思います。
ただ、嘘をつくのが当たり前になって、嘘をついても何も思わなくなるというのが、悲しいです。
なのでそういう人になりたくないし、なって欲しくないと思っています。
自分で決定権を持とうとしない
複数人で何かを決める時、自分が言い出しっぺにも関わらず「あと決めていいよ」「自分は何でもいいよ」と決定権を譲渡する人がズルいと思います。
その人もズルさがあって言っている事ではないと思いますが、責任を持ちたくないという心理から言ってしまっている人もいます。
確かに自分が代表になって物事を決めるのは、気が張って嫌と感じる人が多いです。
何かやりたい事があって提案したけど、具体的な事は他の人に決めさせようとしてくる人がズルいのです。
例えばご飯に行く約束をする時です。
最初に「ご飯行こう」と言い出した人が、「場所と時間は決めていいよ」としてくる時です。
この瞬間、主導権が変わるの分かりますか?
こういう事をする人は楽をしたいのです。
ほとんどの人は、指示に従っている方が楽ですから。
ですが、自分がリーダーになりたくない心理から決定権を他の人に押し付けてしまう人はズルいと思います。
LINEなどで「今日空いてる?」からスタートする
よく友達どうしの会話でよく見る「今日空いてる?」がズルいと感じます。
これは相手にも悪気が無い場合が多いですが、これを言われると断りにくくなります。
内容によって行くか決めると言う事が難しくなります。
仮に「何かある?」と聞き返すと、ほぼ予定は空いていて内容によって決めようとしているのが丸わかりです。
「空いてるけど何するの?」と返してしまうと面倒な事にも参加しなければいけない空気になるので、「今日空いてる?」はズルいと感じるのです。
人によって誘いを断れないタイプの人にとっては苦痛だと思います。
わざと周りの人に聞こえるように話す
会社などにわざと上司に聞こえるように注意する人いませんか?
個人的に「この前言ったよね」「何回も言った」というような言葉を上司をちらちら気にしながら強調して言う人が多いと感じました。
それはなぜ?と考えると、この2つの言葉だけを聞いたら言われてる側の人間に非があるように聞こえませんか?
確かにそれが事実なら言われた側に非があるのですが、ひどい人は言われた事が無い事でも「この前言ったよね」で乗り切ろうとする人もいるのです。
でもなんでそんな事をするのか?
それは上司の目というプレッシャーがあるからです。
後輩はもちろん、先輩だって上司の目に怯えているのです。
そのプレッシャーに耐え切れない人は、自分を守るために他の人を蹴落とそうとします。
先輩と後輩2人きりだと優しいのに、上司がいる時は厳しいという人はプレッシャーに負けて自分を守ろうとしている人なのです。
途中で放棄する
途中までは前に立って引っ張ってくれるけど、問題があるとすぐにバトンタッチをする人いませんか?
最初は責任感ありそうに見えますが、急に「後よろしく」っていうのは無責任だと思います。
任された方は間違いなく困ります。
それが分かっていながら急に他の人に押し付けるのは、ズルいですよね。
自分さえ逃げられればそれでいいという感情が表れています。
ズルくない人は、困ったら助けは求めるかも知れませんが、強引に押し付けるような事はしません。
なので問答無用で「後よろしく」と押し付けてくる人はズルいと思います。
最後に
一概にズルいと言っても、2種類のズルいがあります。
意識があるズルい、と無意識のズルいです。
これまで10個のズルい場面を紹介しましたが、無意識のズルいは「LINEなどで「今日空いてる?」からスタートする」のみです。
他の9個は、少なからず意識はあると思います。
プレッシャーがかかったり、面倒な事があるとそこから逃げようという心理が働いてズルい行動にでてしまうのです。
まだズルい行動をしてしまった後に自覚があるのなら改善の余地がありますが、その行動を何とも思わなくなってしまうと終わりだと思っています。
自分を守るために他の人を犠牲にするという事に何も感じないのですから。
自分が嫌な事は他の人も嫌なのです。
よく子供には「自分がされて嫌な事は他の人にしたらダメ」と言いますよね。
物理的な事ではないので分かりにくくなっていますが、たくさんの大人が「自分がされて嫌な事」を他の人にしているのです。
大人の世界は目に見えないプレッシャーが多く渦巻いていますが、そのプレッシャーに負けずに、常に他人の気持ちを汲める人が増えて欲しいと思っています。