こんにちは!テンカと言います!
よろしくお願いします!
ではさっそくですが、皆さんは何かSNSはやっていますか?
ネットニュースやテレビのニュースでも、毎日のようにSNSの話題が取り上げられていますよね。
よく見るのは、炎上、いじめ、誹謗中傷といった話題が多いと思います。
SNSは匿名でできるものが多いので、自分の正体を隠したまま、特定の人にメッセージを送る事ができます。
文章の言葉遣い次第で、普段の自分とは全く違う印象を相手に受け取らせる事が出来てしまうんです。
普段あまり大きい声でしゃべらない人でも、いつもは使わないような鋭い口調で簡単に言葉を発信できるので、いつもより強気な発言ができて、自分が強くなった気分になってしまう事もあります。
確かに、「SNSになると強気になってしまう」というのは、僕も経験があるので心理としては分からなくはありません。
ですが、ある時思ったんです。
こういったSNSで他人の失敗や間違いを叩いて暴言を浴びせている行為を、実際に面と向かった場合でも同じような事をしているよなと。
SNSのように文字だけで見ると暴言のような鋭さはないものの、人の失敗を笑って、人の間違いを自分が優位に立つチャンスだと言わんばかりに指摘して、自分の正しさを周りにアピールする光景が頻繁に見られます。
一見、トゲのなさそうな言葉、優しそうな口調で隠されてはいますが、実際に面と向かった場合でもSNSとやっている事はほぼ一緒だと思いました。
実際に面と向かった方が、他人を蹴落とす行為を周りの人に気づかせないように巧妙に行われているので、なかなか問題視されないのです。
なぜ他人を蹴落とす行為が周りの人は気がつかないのかというと、もうそれが普通で日常になっているからです。
当たり前の光景には、疑問にも思わないのだと思います。
こんな感じで今回は、「言葉で他人を叩いているのは、実はSNSでだけじゃない」というテーマで、「なぜSNSでは他人を攻撃してしまうのか」「対面でも実は普通に他人を攻撃している具体例」について説明していこうと思います。
なぜSNSで他人を攻撃してしまうのか
まず思いつくのが、「匿名性があり、プレッシャーがないから」です。
YouTube、Instagram、X(元Twitter)、などがそうですね。
LINEは匿名で使う事はほぼ無いと思いますのであまり匿名性はないですが、これらの3つは匿名で使う人が多くいます。
自分がどこの誰かを公表しないで、芸能人から見知らぬ個人までの人に向けてメッセージを送る事ができます。
相手には、自分の姿・見た目、どんな顔をしてるのか、何歳なのか、どんな服を着るのか、どんな声なのか、どんな話し方なのかが伝わらないので、送る文章しだいで自分の印象を操作できるわけです。
例えば、普段あまり喋らないおとなしい人でも、打ち込む文章しだいで「明るく陽気な人」「荒っぽい不良」のように見せる事が簡単にできてしまいます。
自分のコミュニケーション力にコンプレックスを感じている人の中には、周りの「陽気な人」や、「荒っぽい不良」ような人に、ちょっとした憧れをもっている人も少なくないと思うんですよね。
本当は自分も、みんなのようにキャーキャー騒いだり、楽しくワイワイしたり、元気にふざけあったり、という事をしたいという人もいると思います。
僕も普段はめちゃくちゃおとなしく、自分を表現するのが苦手なタイプなので、大人数の前で面白いボケを言ったり、他の人を楽しくイジッたり、元気よくツッコんだりすることに凄く憧れます。
そういう僕のような、「普段は自分をうまく表現できなくい人」がYouTubeやX(元Twitter)などでは、簡単に「陽気な人」になれたり、「荒っぽい不良」を演じる事ができるので、他人に厳しい言葉をぶつけたり、きつめのイジリをして傷つけてしまうという傾向があるのではないかと個人的には思います。
X(元Twitter)などのSNSは、普段の自分がどんな人なのかが、相手には分からないので、自分が憧れる「陽気な人」、「少し荒っぽい人」になる事ができるので、そこが気持ちのいい場所なんです。
なのでSNSの中というのは、自分がなりたい自分になれる数少ない場所なんです。
普段では話せない言葉や口調を、文字を打つだけでスラスラと表現できるので、つい気持ちよくなってしまって、度が過ぎたイジりや、悪ノリをしてしまうという事もあるのではないかと思います。
対面でも実は普通に他人を攻撃している具体例
前の項で、SNSは匿名性があり自分の姿・見た目、声などを相手に知られる事がなくプレッシャーがないので、つい強気になってしまって、他人に鋭い言葉を浴びせてしまう、きついイジりをしてしまう事がある、という事を説明しました。
この項では、それは「実はSNSでだけではなく、対面でも普通に行われている」という事を説明していきます。
SNSでは、芸能人の不倫だったり、スポーツ選手が結果を出せなかった時に叩かれるのが今では日常になっています。
これは、明らかに悪い事をした人、失敗をした人に正論をぶつけることによって、自分の正しさを証明したいんですね。
誰がどう見ても悪い事をした人に対して、わざわざ「それは最低の行為だ」「そんな事するなんてありえない」というコメントをするのは、自分は正義だと周りの人にアピールしているようにも見えます。
悪い事をした人なら攻撃してもいいと勘違いしているんですね。
このこと以外でも、他人を怒ったり、注意したりするのは、自分はちゃんとしていると思っているからです。
自分はちゃんとしているから、ちゃんとしていない人を怒ったり注意できる権利があると思っているんですね。
SNSではさらに匿名性も加わって、実際に顔を合わせるより言葉をぶつけやすくなるので、なおさら攻撃しやすいんですね。
今はSNSでの話をしましたが、実は実際に顔を合わせる場面でも結構同じように他人を攻撃している事が多いと感じます。
例えば「こちらの失言を撤回してくれない人」が挙げられます。
言い間違ったり、失言をしてしまう事って誰でもありますよね。
いくら慎重に言葉を選んでも、言ってしまった後で、実は言いたい事と違ったという事は結構あると思います。
みなさんも伝えたい事を伝えようとして、「ん?なんかちょっと違うな」「あ、これを言ったのはまずかったかも…」となって言い直した経験はないですか?
ここで相手が自分よりも優位に立ちたいという人だった場合、その人はこちらの失言を撤回してくれない人もいます。
指摘する事で「周りの見ている人からの、この人の評価を落とせる」「自分を優秀に見せられるチャンス」と言わんばかりに、その失言にツッコミを入れてきます。
「あなた今こんなひどい事言ったんですからね」「その言葉が出ると言う事は、前からそう思ってたってことですよね?」などと、こちらが失言という隙を与えてしまうと、相手は攻撃のチャンスだと思うんです。
こちらがいくら間違いだと言っても、素直に受け入れてくれません。
相手を陥れるチャンスを逃したくないんだと思います。
こちらがいくら間違えましたと言っても、相手はいろんな人に「あの人の口からこんなひどい言葉がでたんだよ」「さっきあの人こんな事言ってたんだけど、本音はそう思ってたってことだよね~」と言いふらす人もいるんです。
いろんな人に言いふらして、あの人のイメージを下げさせようという意図がありますね。
一見すると、失言が相手の逆鱗にふれ怒らせてしまったかのように見えますが、この失言を利用してこの人の評価を下げさせようという目的がある場合もあると個人的には思っています。
この場面も実際に他人を攻撃している例ですね。
もう一つ例をあげるとすれば、「他人に仕事をさせないように占領しておきながら、あの人全然仕事しないよね」と言う人です。
これは仕事などでよく見る光景です。
例えば、「それでは、みんなで掃除をしましょう」といった場面です。
モップがけ、ほうき、ちりとり、ぞうきんがけ、掃除機、など、だいたい掃除用具の数には限りがありますよね。
なので人数が多いと、当然手をあます人が出てくるんです。
ここで自分を優位に立たせたい人、他人を蹴落としたい人は「みんな動いてるのに、あの人何もしてないね」「ウロウロしてるけど、何もやる事ないのかな」などと言ったりします。
それを言っている人は、自身が言われる立場になりたくないので、他の人に取られる前に掃除用具の確保に向かいます。
例えばその人は、ほうきを手にしたとします。
周りにも、モップがけをする人、雑巾がけをする人が決まって、そして手を余す人が出てきてしまいました。
すると、掃除用具を手にした人は手を余してしまった人に向けて「あの人暇そうだね」「みんな頑張ってるのにあの人は何をしているんだろうね」などと声を発します。
これは、掃除用具を手にした自分は、サボってるなどと言われる心配はなくなり、掃除用具を手に出来なかった人を攻撃できる権利を得たと錯覚を起こします。
こういう人に「私が代わるよ」といっても、ほぼ間違いなく「大丈夫」と言って代わらないでしょう。
それは、他の人に代わる事で自分が「あの人何もしてないね」などと言われる危険にさらされると感じるからです。
これもSNSど同様、自分は安全を確保して(匿名など)、何か失敗をした人(スポーツで敗因になった人など)を攻撃してもいいと思っているのとよく似ています。
「自分は掃除頑張ってますよ。だから何もしてない人を攻撃するのは正しいでしょ」と、自分の評価を上げて、さらに他の人の評価を下げるといった目的が見えてきそうです。
このように、他人を攻撃する言動はSNSでだけではなく、実は実際にも行われているのです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
上で書いた事は、僕の個人的な感覚が強いと思うので、あまり伝わらなかったかも知れませんが、少しでも共感していただけたら幸いです。
近くの同僚や友達でさえも、ちょっとでもほころびを見せたら、自分を優位に立たせるチャンスと言わんばかりにツッコんでくる事もあります。
周りで見ている人に向けて、「自分の方がしっかり者」「この人の方がだらしない」という評価をさせようとする意図が感じられる瞬間が結構あるんです。
そういう僕も、周りの人に「自分の方がしっかり者」「この人の方がだらしない」という評価をしてほしいとアピールしてしまう時があります。
僕はそういう行動をしてしまった直後に「あ、今自分はこの人を蹴落とそうとしたよな」「結局は自分もあの嫌な人と同じ事をしてるんだ」と反省がこみ上げてきます。
今まで僕が生きてきた人生で、こういった「自分の方がしっかり者」「この人はだらしない」という評価をさせるように周りの人にアピールしている人を何人も見てきたし、僕の評価を下げようと周りにアピールされた経験もあります。
それだけ日常的にそこらじゅうでこのような事が行われています。
なので他の人は何も疑問を抱かないのだと思います。
上司や先輩、親や先生がそういった事を普通にしていたので、だんだん自分の中でも、それが当たり前になっていったのだと思います。
周りで見ている人に向けて、「自分を出来る人に見せられる隙」「他の人を出来ない人に見せられる隙」があれば、そのように受け取ってもらえるようにアピールをする。
これが人間というものなのかもしれませんが、この記事を読んでもらったあなたには、ちょっと考えてみてほしいと思います。
もしかしたら自分も他人を蹴落とすような言動をしていたのかもしれない。
自分よりも下の人間を常に作っておこうとしていたのかもしれない、と。
そう、あなたも気がつかないうちに他人を攻撃していたのかも知れないのです。
それは、言葉の鋭さ、乱暴さこそ違えど、SNSで問題になっている事と同様、他人を蹴落として自分の正しさを周りにアピールする行為です。
それに気がつき、少しでも他人の痛みが分かる優しい人間になってもらえたら嬉しいです。
僕も、身近な人を守れるように、他人の痛みが分かる人間になりたいと思っています。
これからも一緒に頑張っていきましょう。
他にも記事を書いていますので、もし気になるものがあれば、是非見ていってください。
長くなりましたが、最後まで見ていただきありがとうございました。